【記録ネタ過去記事】

※ここでは、旧ブログで発表した過去番組・各種記録の数々を公開してます。

落語芸能人リスト

(2014.3.19記)

2013年2月~4月、旧ブログで10数回に渡って公開していた「落語芸能人リスト」は、現在「落語別館」のコンテンツ記事としてまとめ直してあります。

再編集公開に合わせて、『ちりとてちん』の俳優陣など若干数追記しましたが、他の記事は基本変わってません。おヒマな時にでもご確認してちょーせ。

http://www7.plala.or.jp/dagya/geinoujin/geinoujin.html

 

(2014.5.12追記)
関係ないけど、こーゆーまとめ作業のことを「キュレーション」、する人のことを「キュレーター」とゆーのね。今日知ったので忘れずにメモ。過去30余年に渡る有償無償の仕事の中でもこのキュレーションは有数のお気に入り作業でした。

大須演芸場の話

(2013.11.21記)

すっかり旧聞になってしまったのだけど、9月29日のNHK-BSプレミアムの『たけしアート☆ビートスペシャル』の中で、ビートたけしが大須演芸場を久々に再訪するシーンがあった。


たけしを迎えたのは足立席亭ではなく、野田マネージャー。
ナレーションによると、たけし(ツービート)は月に一度大須の舞台に上がっていたそうだ。

 

楽屋で野田マネージャーが昔の番組表を披露していた。
明石家さんまが開口一番で上がっていて、まだ亭号が「笑福亭」だったり、コント55号と夢路いとし・喜味こいしが交互ゲスト出演で上がっていたりと、まー貴重。
で、せっかくなので、出演者を書き写しておく。いずれも年数不明だったのが残念。
カッコ内は番組表に記された芸種。それ以外の説明は※印以下で追記。

 

★某年6月上席
林桃子・栗助(漫才)/春風亭扇枝/ハッピーボーイズ(冗談音楽)/宮田昇司・陽司(立体漫才)/サムライトリオ(コミック剣劇)/東こま代・文章(漫才)/暁伸・ミスハワイ(ロマンリズム)/中入/【ゲストコーナー】夢路いとし・喜味こいし(立体漫才・2~5日)コント55号(立体コント・7~9日)/宝家和楽(曲芸)三味線 和喜美/大空なんだ・かんだ/滝の家鯉香/春風亭柳橋
  ※ハッピーボーイズのメンバーは鶴信也・佐々木一郎・前川タカシ、トリの柳橋は六代目。

 

★某年8月上席
笑福亭さんま(上方落語)/ザ・ビックリシャックリ(東京漫才)/伊東かおる(歌う物まね)/桂三吾郎/泉たけし(アコーディオンジョッキー)/春日チエミ・晃(東京漫才)/コントウエーブ/中入/ダーク秀樹・久美/東京丸・京平/浮世亭写楽/東京バンバン(エレキ三味線)
  ※伊東かおるは最近まで大須に出演していた名古屋芸人。2007年没。

 

★同・中席
笑福亭鶴志/柳家亀光(声帯模写)/大空ネット・ワーク/西村まさと/馬井太郎/劇団クレージー/中入/ジュニア南(マジック)/ドンキーブラザーズ(リズムジョーク)/南けんじ/桂文生

 

★同・下席
笑福亭松竹/桂光一・光二/雷門助三/コント105号/牧島邦一(ウクレレ漫談)/五味大助/スリーピース/中入/松旭斎千恵/尾乃道子・河内文春/春風亭柏枝/サムライ日本
  ※牧島邦一は牧野周一の弟子、春風亭柏枝はのちの七代目柳橋。

 

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ところで、ご存知のとおり、賃料の滞納を理由に大須演芸場は来年1月の興行を最後に所有会社に引き渡される(強制執行)ことになった。

きっと「名古屋唯一の寄席が無くなるのは寂しい」との声は止まないんだろうけど、根本的なことを考えれば、こうなることは早晩わかっていたわけで。

例えば、かつての寄席若竹みたいにビルにして別の階をテナントにして、家賃収入で赤字を補填するとか考えてみたら……と思ったけど、そういう問題でもないみたい。

 

ノスタルジーはここでは置いて、これだけ残るための条件が揃っていないなら、一旦終わらすのも一つの手段かもしれませんね。

ただ、常打ち小屋というか、365日貸席の演芸場はあってほしいもんです。
東京の永谷商事みたいな演芸好きな会社、名古屋には無いのかしらん。以上、文中敬称略。

『落語者』

(2010.4.13記)

気がついたらテレビ朝日の『落語者』が1クールで終了。拙ブログで感想書く前に。最近のTVは見切りが早いわねー。なおデジタルのBS朝日の方では、先週から再放送が始まってます。

で、一応出演者と演題一覧だけ掲載しときまする。


#1(1月5日深夜) 柳家花緑『時そば』
#2(1月12日) 三遊亭白鳥『おばさん部隊』
#3(1月19日) 桃月庵白酒『替り目』
#4(1月26日) 柳亭市馬『粗忽の釘』
#5(2月2日) 林家彦いち『みんな知っている』
#6(2月9日) 立川生志『反対俥』
#7(2月16日) 橘家文左衛門『のめる』
#8(2月23日) 古今亭菊之丞『たいこ腹』
#9(3月2日) 笑福亭風喬『堪忍袋』
#10(3月9日) 五明楼玉の輔『悋気の独楽』
#11(3月16日) 三遊亭歌武蔵『大安売り』
#12(3月24日) 柳家甚語楼『狸賽』
#13(3月30日・最終回) 古今亭菊志ん『天災』


個人的な感想としては、舞台美術こそ『落語のピン』風でしたけど、番組自体はラジオの公開録音みたいで、せっかく落語ブームに乗ったのならもー少しTV的プラスアルファは何か無かったのか、という歯がゆい思いでした。それゆえオンエア中は特記事項が無かったわけで。

5年前の『エンタ』スペシャル

(2009.4.4記)

録画してた番組のDVD落としをしてる最中にめっけた、2004年1月9日放送の『エンタの神様 スペシャル』。
番組がまださほど注目されてなくて、波田陽区がブレイクしかけていた頃。番組開始(2003年4月)から9ヵ月のダイジェストで、出演メンバーが興味深い。


長井秀和/パペマペX/インスタントジョンソン/ドランクドラゴン/アホマイルド/青木さやか/ハローケイスケ/陣内智則/波田陽区/いつもここから/友近/アンタッチャブル/ガッポリ建設/ヅラットピット/へらちょんぺ/POISON GIRL BAND/だいたひかる/きくりん/アンジャッシュ/ヒロシ/赤いプルトニウム/マイケル/ザ・たっち/ベネと千太郎/アンガールズ/インパルス/はなわ


上がった人、下がった人、ハジケた人、消えた人、現状維持の人etc、いろんな芸人模様が交錯してて、なんだかとてもドラマを感じるのです。

『笑いの殿堂』リスト

(2009.1.8記)

過去番組をDVD落としするついでに記録残しとけシリーズ。
バブル全盛時代の深夜を彩った、代表的コント特番『笑いの殿堂』(フジ)。

録画は1から6まで6本残ってて、ビデオシリーズも6本発売されてるけど、放送日がはっきり確定できてない上、実は6で終わった確証もまだ取れてない。
(放送終了後にあった同タイトルの舞台公演は除外しました)
なので、拙ブログを資料としてお読みの方は、何卒そのおつもりでよろしゅう。

(名前表記はすべて当時の番組テロップのまま)

 

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★『笑いの殿堂』(1988年7月オンエア、JOCX TV2『THE TV2』、120分枠)

【OP.】深夜帰宅するOL(声・清水ミチコ)~会社の朝(出演者全員)~『黄色いリボン』で踊る


【出演】野沢直子/ウッチャンナンチャン(内村光良・南原清隆)/ピンクの電話(清水美子・竹内都子)/朝山まゆみ/今田耕司/東野幸治/石塚英彦/おきゃんぴー(中野麻里子・阿本真亜子)/女子高生(本多雅美・志賀有美子)/鮫島くん/春一番/銀二・秀介/キリングセンス(河崎健男・萩原正人)/爆笑問題(太田光・田中裕二)/声の出演・清水ミチコ


【内容】ラブホテルに入るってむずかしい/誰でも一度はやりそうになったこと/ショットギャグ(鮫島・野沢・中野・竹内・今田・東野・河崎・石塚・内村・本多・春・南原・ピンク清水)/コンパで擬人化ゲームをしよう/踏み絵でドン/VIDEO BOY(内村・今田・東野・石塚)/BGMドラマ 喫茶店における男女の別れ話/おきゃんぴーニュース/深夜のコンビニエンスストアーは人間の動物園/犯罪者の日記/Mrしきりマン/巨匠たちが撮る王貞治/不動産コント 隣の芝生は…/テロリストの見分け方はむずかしい?/いまどきの赤ん坊


【ED.】 構成)大岩賞介/内村宏幸・石井徹也・伊藤正宏・内村光良・渡辺正行・雅麻子/有川周一・楠野一郎・舘川範雄・高橋いさを・藤沢めぐみ
プロデューサー)三宅恵介  演出)永峰明


※最初は野沢・今田・東野も出てたのでした。ただし吉本タレントが出演したのは第1回のみ。女子高生というのは当時の女性コントコンビ…だったと思う。「誰でも一度は~」と「コンパで擬人化」はその後レギュラーコーナーになった。構成(第2回以降は「作」と表記変更)に、大岩御大他いろんな人が参加していて興味深い。


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★『笑いの殿堂2』(1988年11月オンエア、『JOCX TV2』90分枠)

【OP.】学校の教室(出演者全員)~『オクラホマミキサー』で踊る


【出演】内村/南原/清水/竹内/石塚/中野/阿本/磯野貴理子(チャイルズ)/鮫島伸一/太田/田中/入江雅人/渡辺美紀


【内容】今夜の徹底討論・日本のお笑いの明日を考える/BGMドラマ 男の部屋で初めての夜/タクシーの中っていろんなことが起こる/静かなドラマ 心の中の四字熟語/似顔スロットマシーン/僕のことを少しはなそう(南原・磯野・田中・石塚)/誰でも一度はやりそうになったこと/コンパで擬人化ゲームをしよう/INTERMISSION(クイズの原点)/ボディコン記念日/普通の会社の普通の朝/おきゃんぴーニュース/汚職議員を見分けるってむずかしい?


【ED.】作)内村宏幸・内村光良・伊藤正宏・森由喜夫・渡辺正行・雅麻子
プロデューサー)三宅恵介  演出)永峰明・佐藤一巳


※この回からOP.はコンビもバラで登場。磯野・入江初登場。鮫島くんは下の名前がついた。また、コントの合間に入る、番組を部屋で見る視聴者のカット(これもコント)もこの回から。「ボディコン~」は、番組の栗原美和子ADのイケイケギャルぶりをウッチャンが真似たコント。その後、「栗原スーザン美和子」というキャラになり、セミレギュラーになった。「こんなのが見たい」というネタの募集告知もこの回の放送内で行われた。佐藤一巳が演出に加わり、最後の6まで2人体制。


この時期は世間が「自粛ムード」一色だっただけに、よくぞ放送を続けて下さった!…と当時感動したっけ。


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★『笑いの殿堂3』(1989年1月オンエア、『JOCX TV2』90分枠)

【OP.】小学生の扮装をした出演者が全員で『ロリポップ』にあわせて踊る


【出演】内村/南原/清水/竹内/石塚/中野/阿本/磯野/大川豊(大川興業)/太田/田中/入江/竹本リエ


【内容】時の流れと音楽と/HITMAN/今日のストレス(通勤編・オフィス編・アフター5編)/心の敷居/手紙(竹内・太田・南原)/素人参加作品(コンパで擬人化/誰でも一度は~)/わかりやすいニュース/β(ベータ)の逆襲/INTERMISSION(クイズの原点)/ドラマ 私の言葉/家族の肖像


【ED.】作)内村宏幸・内村光良・伊藤正宏/渡辺正行・森由喜夫・白崎和彦・新井晋
プロデューサー)三宅恵介  演出)永峰明・佐藤一巳


※大川総裁初登場(ただしこの回のみ)。その後、出演者に「小劇団枠」ができる。南原が全身タイツで扮する「HITMAN」はその後シリーズ化。また、「素人参加作品」コントの中に「片岡あすか」という名前の投稿者がいる。間違いなく、スタッフロールに名前が載る前の片岡飛鳥氏(88年フジ入社)だろう。


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★『笑いの殿堂4』(1989年4月オンエア、『JOCX TV2』90分枠)

【OP.】TV前の酔っ払い(石塚)~小学生姿の出演者が全員で『マイムマイム』を踊る


【出演】内村/南原/清水/竹内/石塚/中野/阿本/磯野/太田/田中/入江(SYA LA LA)/仁井田さゆり(SYA LA LA)/菅原裕謹(劇団7曜日)/鈴木真弓(善人会議)


【内容】BGMドラマ 恋と車と音楽と/理想の女性と男性の実体/ゲーム 擬人化授賞式/吹きかえドラマ 声と姿でこんなに違う/○○君の告白(磯野・田中・菅原)/ホイチョイムービーがやってくる/今日のカロリー/素人参加作品(誰でも一度は~/心の敷居)/わかりやすいニュース/HITMAN・泣くなヒットマン純愛篇/じゅずつなぎ現象


【ED.】作)内村宏幸・内村光良・伊藤正宏/渡辺正行・森由喜夫・白崎和彦・新井晋
プロデューサー)三宅恵介  演出)永峰明・佐藤一巳


※OP.の入江に初めて劇団名が付いたが誤記アリ(本来は「SHA LA LA」)。菅原裕謹がこの回だけ登場。現・菅原大吉。のちにピンク・竹内の旦那になる人。


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★『笑いの殿堂5』(1989年7月オンエア、『JOCX TV2』90分枠)

【OP.】TV前の女(竹内)~小学生姿の出演者が全員で『VACATION』を踊る


【出演】内村/南原/清水/竹内/石塚/中野/阿本/太田/田中/磯野/入江/歌川椎子(自転車キンクリート)/橋本由香(劇団7曜日)


【内容】合席お願いします/1989 WARAI NO DENDOH MODE/結末予想ドラマ/連続BGMドラマ/痛恨の一撃(歌川・内村・太田・橋本)/一生の不覚/誰でも一度はやりそうになったこと(素人参加作品含む)/夏休みの計画表/HITMAN・ヒットマン'89 反省/INTERMISSION(風船ロシアンルーレット)/わかりやすいニュース/いまどきの女・24才 クリハラ警備隊


【ED.】作)内村宏幸・内村光良・伊藤正宏/渡辺正行・白崎和彦・新井晋/南原清隆・清水美子
プロデューサー)三宅恵介  演出)永峰明・佐藤一巳


※作家の中に南原・清水の名前があるけど、詳細不詳。


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★『笑いの殿堂6』(1989年10月オンエア、『オールマイTV』90分枠)

【OP.】TV前の女(清水)~小学生姿の出演者が全員で『コロブチカ』を踊る


【出演】内村/南原/清水/竹内/石塚/中野/阿本/太田/田中/磯野/入江/安田博美(劇団7曜日)/山本満太(劇団ショーマ)/上原優子(劇団善人会議)


【内容】渋滞ドラマ 密室の出来事/誰でも一度はやりそうになったこと/目線ドラマ 目は口ほどに…/20代の人達に贈る どんな人の心にも…千春(この他「…アリス」と「…まさし」あり)/想い出の誕生日(竹内・入江・南原・太田・安田)/今日のスイマセン/友達っていいなぁ/一生の不覚/HITMAN・炎のストライカー/INTER/MISSION(鉄棒ぶら下がり)


【ED.】作)内村宏幸・内村光良・伊藤正宏/渡辺正行・白崎和彦・新井晋・大島りお
プロデューサー)三宅恵介  演出)永峰明・佐藤一巳


※今までずっとフジの深夜枠は「JOCX TV2」という名前がついてたけど、この6の時期だけは「オールマイTV」という名前だったらしい。まったく聞き慣れないのでgoogleで調べてみたら、見事に検出数ゼロでありました(注・初出時)。


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権利上のNG……に該当する箇所、無いとは思いますが、もし万が一ある場合はお手数ですが該当箇所を明示の上お知らせ下さい。

『落語のピン』出演者&ネタリスト

(2008.11.10+11記)

『落語のピン』DVD発売記念……つーか、ネットで調べても見つからなかったんで、自分で書きます。


1993年(平成5年)4月7日から計24回の『落語のピン』レギュラー放送、ならびにその前後にあった特番のリストです。

<レギュラー回>
#1
『初天神』柳家小緑(現・花緑)/『幇間腹』春風亭小朝/『鮫講釈』立川談志

#2
『湯屋番』林家たい平/『皿屋敷』小朝/『お化け長屋』談志

#3
『火焔太鼓』立川志らく/『短命』談志/『野ざらし』三遊亭小遊三

#4
『権助提灯』談志/『ろくろ首』立川志の輔/『シンデレラ伝説』三遊亭新潟(現・白鳥)

#5
『紙入れ』談志/『死神』志らく/『扇の的』小朝/『狸の鯉』小緑

#6
『疝気の虫』談志/『壺算』志の輔/『お父さんの決断』春風亭昇太

#7
『人情八百屋』談志/『蜘蛛駕籠』志の輔/『錦明竹』たい平/『鰻屋』立川談春

#8
『四季折々』談志/『星野屋』小朝/『道灌』橘家文吾(現・文左衛門)

#9
『ぞろぞろ』談志/『持参金』小遊三/『桃太郎』文吾/『松竹梅』横目家助平(現・柳家一琴)

#10
『鼠穴』談志/『へっつい盗人』昇太/『鮑のし』志らく

#11
『饅頭こわい』談志/『家見舞』立川龍志/『出来心』小緑/『動物くん』新潟
(※他に「ドキュメント・落語のピン」あり)

#12
『粗忽長屋』談志/『ん廻し』立川志雲/『堀の内』志らく/『落語禁止法』桂米助

#13
『三方一両損』談志/『たがや』小朝/『お血脈』志の輔

#14
『千両みかん』志の輔/『三軒長屋』談志/『宗論』小朝

#15
『幽女買い』談志/『風呂敷』立川藤志楼/『看板のピン』昇太

#16
『蟇の油』談志/『大工調べ』志らく/『野球寝床』米助/『元犬』たい平

#17
『権兵衛狸』談志/『猫の皿』志の輔/『宿屋の富』志らく

#18
『野ざらし』談志/『禁酒番屋』志の輔/『Jリーグの悲しみは』昇太

#19
『勘定板』談志/『権助魚』昇太/『地獄八景』林家こぶ平(現・正蔵)/『ざいぜんごろう』春風亭あさ市(現・五明楼玉の輔)

#20
『三人旅』談志/『青菜』志らく/『蔵前駕籠』藤志楼

#21
『堀の内』談志/『池田屋』小朝/『恋根問』志雲/『夏泥』文吾

#22
『源平盛衰記』談志/『片棒』小朝/『宮戸川』志らく

#23
『金玉医者』談志/『子別れ』志らく/『反対車』柳家三太楼(現・三遊亭遊雀)

#24(レギュラー最終回)
『紺屋高尾』談志/『ちりとてちん』昇太/『寄合酒』談春

#11の「ドキュメント・落語のピン」というのは、この日の収録に家元が遅れて、高座で演者がみんな「まだ来てない」「まだ来てない」という様子をそのまんまつなげたドキュメンタリー映像です。
さらに、遅刻どころか完全に来なかった回というのもあって、#11『饅頭こわい』#21『堀の内』など、よその会で収録された高座もありました。

 

<特番>
☆1992年12月30日放送「年の瀬落語会」
『富久』談志/『文違い』小朝/『粗忽の釘』志らく

 

☆1993年9月29日放送「落語のピン すぺしゃる」
『八五郎出世』志の輔/ 『悲しみよありがとう』桂三枝/『二人旅』談志/対談(談志・三枝)/『悲しみにてやんでぃ』昇太/『粗忽長屋』志らく

☆1993年12月29日放送「落語のピン 年の瀬スペシャル」
『幇間腹』志らく/『愛犬チャッピー』昇太/『宿屋の仇討』志の輔/『へっつい幽霊』談志

☆1995年1月2日放送「落語のピン 95初夢スペシャル」
『小言幸兵衛』志らく/大喜利(高田文夫・志の輔・志らく・昇太・談志)/『風呂敷』談志/『宴会の花道』昇太/『茶の湯』志の輔

 

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『冗談画報Ⅱ』出演者リスト

(2008.7.3記)

引き続き『冗談画報Ⅱ』の出演者リスト。
『Ⅱ』の最大の特色は、司会が泉麻人・桜沢エリカコンビ体制になったことと、途中から月に一度「リクエスト大会」の回ができて再放送が増えたこと(構成作家の加藤芳一・関口和之両氏が毎回出演)。おかげで見過ごしたり録画しそこねた回が随分見られた。
一方で、一連のバンドムーブメントとモロにぶつかった影響からか、中盤以降出演したミュージシャンはかなりカラーが強烈だったのも特徴的。


なお、記事内容は『冗談画報』のリスト同様、CS「フジテレビ721」で再放送された際サイトに掲載されたリスト、『冗談画報Ⅱ』1989年10月9日放送分で紹介された出演者リスト、手持ちの録画テープにて確認したもの。
なお、放送曜日が改編期に転々としていたことを付記しておく。また、前後週からの推測で放送日をつけた回がいくつかあるため、万一間違ってたらゴメンなさい。


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 放送日   ゲスト

1988/10/14 鳶屋軽兵衛一族
1988/10/21 FAIR CHILD
1988/10/28 ピンクの電話
1988/11/04 BIG THURSDAY
1988/11/11 S.M.P.
1988/11/18 DAM DAM DAN
1988/12/02 爆笑問題
1988/12/09 ばちかぶり
1988/12/16 劇団健康
1988/12/23 総集編

1989/01/13 伊藤多喜雄
1989/01/20 中村ゆうじ
1989/02/03 GO-BANGS
1989/02/10 関根勤・カンコンキンシアター
1989/02/17 遊◎機械全自動シアター 
1989/02/24 伊集院光
1989/03/03 仙波清彦とはにわ隊
1989/03/10 ビシバシステム
1989/03/17 劇団SHA-LA-LA
1989/03/24 総集編

1989/04/14 リクエスト大会1
1989/04/21 幕末塾
1989/04/28 久住昌之&モダンヒップ
1989/05/05 Mプロジェクト
1989/05/12 リクエスト大会2
1989/05/19 MALTA HIT&RUN
1989/05/26 佐藤正宏・柴田理恵
1989/06/02 東京少年
1989/06/02 リクエスト大会3+平成モンド兄弟
1989/06/16 松村邦洋
1989/06/23 LINE-UP
1989/06/30 総集編

1989/07/07 BARABARA
(まつおあきら・田口トモロヲ・みのすけ・大堀浩一・田丸小玉)
1989/07/14 リクエスト大会4
1989/07/21 佐野量子
1989/07/28 パレスマンション(島崎俊郎)
1989/08/04 キッチュ改め松尾貴史
1989/08/11 リクエスト大会5
1989/08/18 森末慎二's NANADA
1989/08/25 大人計画
1989/09/01 爆笑問題
1989/09/08 リクエスト大会6+大川興業
1989/09/15 足立兄弟
1989/09/22 ダーク広和&山本光洋
1989/09/29 総集編

1989/10/09 リクエスト大会7
1989/10/16 AVECS(内田春菊)
1989/10/23 Z-BEAM
1989/10/30 おどり隊
1989/11/06 リクエスト大会8
1989/11/13 東京スカパラダイスオーケストラ
1989/11/20 G-CLEF
1989/11/27 AB's
1989/12/04 リクエスト大会9+SHINE'S
1989/12/11 劇団20世紀急行
1989/12/18 餃子大王
1989/12/25 総集編

1990/01/05 ビタミン大使ABC
1990/01/12 国本武春
1990/01/19 平成モンド兄弟
1990/02/02 リクエスト大会10
1990/02/09 劇団尚(女歌舞伎)
1990/02/16 ばちかぶり
1990/02/23 KON(ショーパブステージ)
1990/03/02 リクエスト大会11
1990/03/09 大島渚(みうらじゅん)
1990/03/16 鼻と小箱+大人計画+吹越満
1990/03/23 総集編

1990/04/09 リクエスト大会12
1990/04/16 ハバナ・エキゾチカ
1990/04/23 スチャダラパー
1990/04/30 河内家菊水丸&エスノ・リズム・オールスターズ
1990/05/07 リクエスト大会13
1990/05/14 立川志の輔
1990/05/21 山田雅人・森脇健児
1990/05/28 新人特集+東京パノラマ・マンボ・ボーイズ
(王様とろばの耳・U2-ROCKET・C.M.C.)
1990/06/04 リクエスト大会14
1990/06/11 CHAIN the THREE GANG
1990/06/18 テンション
1990/06/25 中村龍史一座

1990/07/02 総集編
1990/07/09 リクエスト大会15
1990/07/16 吹越満
1990/07/23 東京パノラマ・マンボ・ボーイズ+パブロ三波+マンボバンド
1990/07/30 間寛平+東京パノラマ・マンボ・ボーイズ+マンボバンド
1990/08/06 TARAKO
1990/08/13 リクエスト大会16
1990/08/20 ムスタングA.K.A
1990/08/27 電気Groove
1990/09/03 リクエスト大会17
1990/09/10 パラノイア百貨店
1990/09/17 RANKIN' TAXI
1990/09/24 総集編(最終回)


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余談。『冗談画報』と『冗談画報2』の放送の間に、野沢直子と横井克裕アナが司会を務めた『ライブはライブ』という同系の番組が半年だけあった。こちらは録画を途中やめてしまったため紹介不能。どっかでリストこさえてほしい。

『冗談画報』出演者リスト

(2008.5.25記)

バブル全盛期時代の深夜TVで中心軸的存在な位置にいた名番組、『冗談画報』。
後続番組『冗談画報Ⅱ』ともども、「誰某がデビュー当時出てた」とか「誰某のTV初出演がこれだった」とか、断片的情報はネットでもたまーに見かけるけど、ちゃんとした資料はついぞ見かけたことが無い。なので自分で調べてリストをこさえてみた。
(Wikipediaにあるリストは旧ブログ時代の当記事からの転載です、念のため)


なお本記事の内容は、初出発表時に存在したCS局「フジテレビ721」で再放送された際サイトに掲載されたリストと、『冗談画報Ⅱ』1989年10月9日放送分で紹介された両番組の出演者リスト、ならびに手持ちの録画テープで確認したもの。


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 放送日    ゲスト(★=CS放送時のリストに無かった回)

1985/10/07 関根勤・小堺一機
1985/10/14 米米クラブ
1985/10/21 斎藤晴彦
1985/10/28 ABブラザーズ

1985/11/04 団しん也とミッドナイトファイブ
1985/11/11 ビジーフォースペシャル
1985/11/18 WAHAHA本舗
1985/11/25 Groovy

1985/12/02 坂田明カルテット
1985/12/09 聖飢魔II
1985/12/16 バブルガムブラザーズ
1985/12/23 TAP-TIPS
 (1985/12/30に総集編があったかは不詳)

1986/01/06 所ジョージ&NASTY
1986/01/13 ちびっこギャング
1986/01/20 JIVE
1986/01/27 東京おとぼけCATS

1986/02/03 ラジカルガジベリビンバシステム
1986/02/10 MALTA HIT&RUN
1986/02/17 J.Pクラブ
1986/02/24 いんぐりもんぐり

1986/03/03 パワーズ
1986/03/10 WAHAHA本舗
1986/03/17 時代錯誤
1986/03/24 憂歌団&ダウンタウン★
 (1986/03/31に総集編があったかは不詳)

1986/04/07 未公開編★(聖飢魔II・米米クラブ)
1986/04/14 TOPS
1986/04/21 大川興業
1986/04/28 TIME5

1986/05/12 ペコちゃん
1986/05/19 米米クラブ
1986/05/26 新人コント大会(ピンクの電話・おきゃんぴー・ふらみんご・チャイルズ)

1986/06/02 片岡鶴太郎
1986/06/09 GHQリズムシスターズ+一龍斎貞水
1986/06/16 ちびっこギャング
1986/06/23 有頂天
1986/06/30 総集編★

1986/07/07・14 聖飢魔II★(2週連続)
1986/07/21 嘉門達夫
1986/07/28 ぐちっこダンサーズ

1986/08/04 ダンガンブラザーズバンド
1986/08/11 ダチョウ倶楽部
1986/08/18 なぎら健壱
1986/08/25 特番未公開編★

1986/09/01 バブルガムブラザーズ★
1986/09/08 RAN-KIRYU
1986/09/15 パール兄弟 リーマンズ
1986/09/22 キッチュ 中島らも
1986/09/29 総集編★

1986/10/09 いんぐりもんぐり
1986/10/16 はなびら(サンプラザ中野・パッパラー河合)
1986/10/23 SHINPEI&エクスタシー(林家しん平)
1986/10/30 いとうせいこう

1986/11/06 TOPS
1986/11/13 ラジカルガジベリビンバシステム
1986/11/20 サイジョーズ
1986/11/27 新人コント大会(つるかめ団・ジョークアベニュー・鮫島くん・笑組)

1986/12/04 WAHAHA本舗
1986/12/11 THE PINK SPOTS
1986/12/18 JADOES
1986/12/25 聖飢魔II

 (1987/01/08に総集編があったかは不詳)
1987/01/15 ちびっこギャング
1987/01/22 おかげ様ブラザーズ
1987/01/29 てつ100%

1987/02/05 米米クラブ
1987/02/12 中村ゆうじ 松田のりひろ
1987/02/19 ウッチャンナンチャン
1987/02/26 竹中直人 藤原ヒロシ

1987/03/05 Mr.マッチョカマチョ&パイナップルボーイズ(田代まさし・桑野信義ほか)
1987/03/12 スーパースランプ+デーモン小暮
1987/03/19 BIG THURSDAY★
1987/03/25 総集編★

1987/04/08 ウツボカズラ(サンプラザ・パッパラー・天宮良・新田一郎・TOPS三井雅弘)
1987/04/15 清水ミチコ
1987/04/22 KABUKIROCK 一番屋
1987/04/29 新人コント大会(田村真一郎・チャチャ・ジョージボーイズ) 
1987/05/06 ビジーフォースペシャル
1987/05/13 MAGAZINE(船越栄一郎演出)
1987/05/20 しおこんぶ(いんぐりもんぐり永島浩之・前島正義)
1987/05/27 小林克也&ザ・ナンバーワンバンド

1987/06/03 リーマンズ
1987/06/10 3人組
1987/06/17 おかげ様ブラザーズ
1987/06/24 所ジョージ&NASTY

1987/07/01 特別編
1987/07/08 WAHAHA本舗
1987/07/15 柄本明 with KILLER LOOPERS
1987/07/22 中世嬉遊楽団タブラトゥーラ
1987/07/29 ネオGS大会(ザ・ファントムギフト ザ・コレクターズ ザ・ストライクス)

1987/08/05 ダウンタウン 岡けん太 今田耕司
1987/08/12 CABARET CHILDREN
1987/08/19 河田町フォークジャンボリー(竹中・藤原 ラサール石井 嘉門 バブルガム 所・なぎら)
1987/08/26 ラサール石井・ウガンダ

1987/09/02 竹中直人&ヤングビーツ
1987/09/09 チャイルズ
1987/09/16 DAMDAMDAN
1987/09/23 野沢直子withKENYA+ストロング金剛
1987/09/30 清水ミチコ

1987/10/07 総集編★/レモンエンジェル
1987/10/14 笑福亭笑瓶
1987/10/21 ウッチャンナンチャン
1987/10/28 米米クラブ

1987/11/04 3人組
1987/11/11 マシュマロウェーブ
1987/11/18 田中義剛
1987/11/25 I GOT MERMAN(宮本亜門演出)

1987/12/02 いんぐりもんぐり
1987/12/09 B-21SPECIAL
1987/12/16 嘉門達夫
1987/12/23 総集編★

1988/01/06 アメリカン・バラエティ BANG!★(アメリカのコメディ劇 大阪NGK公演)
1988/01/13 STREET DANCER
1988/01/20 螢雪次朗一座
1988/01/27 筋肉少女帯

1988/02/03 エル・トリシクレ★(スペインの無言劇集団 新宿シアターアプル公演)
1988/02/17 YAPOOS
1988/02/24 Turbo

1988/03/02 伊藤多喜雄
1988/03/09 リバーサイド・ボーイズ(ダンガンブラザーズバンド中島文明・中村信吾)
1988/03/16 龍勇太
1988/03/23 野沢直子withグッピーズハート
1988/03/30 総集編(最終回)★

カンコンキンシアターの夜明け前

(2008.5.16記)

1989年の『冗談画報2』の録画ビデオをDVDに落としていて、誠に興味深い回が出てきた。
年号が平成になってホントに間もない頃に番組を使って行われた、関根勤劇団(カンコンキンシアター)公開オーディションの模様。

カンコンキンシアターは同年6月、浅草の今は無き常盤座で旗揚げ。この放送では、その旗揚げに先駆けて関根座長が「場所は決めたがメンバーが決まってない」とオーディションを催す、という設定。(設定なのかホントのオーディションだったのかは定かじゃない)


登場したのは以下の4組。あと披露した芸も。

大島直之による物真似
「北区から来た…」が持ちフレーズだった、当時の視聴者参加番組の常連。水泳の鈴木大地似。すでにブレーメン大島の芸名で当時のネタ番組に出演していたが、結局カンコンキンには不参加。

ラッキィ池田・鈴木晋介らによるコント
出演は他に名前不詳の男優・女優各1人と、脚本作家として旗揚げ公演に参加した田中一彦も。旗揚げ公演のプログラムには「晋介」でなく「普介」と表記されていた。

山中伊知郎による相撲甚句
TVドラマ脚本家・雑誌ライターが当時の肩書き。

ルー大柴による歌
この1ヵ月前、TBSの『噂的達人』という小堺一機司会のトーク番組に関根がゲスト出演した回で、関根が監督したAV風ギャグ映像にルーを起用され
ている。これがルー名義でのTV初出演。
腰にポシェットをつけてモデル仕事をするルーが、当時コサキンのラジオで話題だった。ちなみにルーは元・勝アカデミーで小堺とは盟友。

その後、現カンコンキンレギュラーの剛州と玉寄兼一郎、初期レギュラーだった門間葉月・今成あつこ(のち今成ぽん)、女優オーディションで選ばれた小路川明子、さらに初期の頃参加していた森公美子らが加わることになる。


ただ、ワタシが公演に通ったのは第7回公演「新・クドい!」(1993)まで。
このあたりからチケット争奪戦が異常に激しくなり、ハナから競わなくなっちゃった。
今年の公演は今週末の土曜日から発売開始だそうで、
ちょーど時期がタイムリーだったので、いろいろ差し置いて日記にした次第。
(後注・その後発売開始日が24日に訂正)

22年前のネタ番組

(2008.5.4記)

昔のバラエティをDVDに落とすついでに記録として書き残しとけシリーズ。今回は『河田町プッツン意思表示』(1986年9月9日、フジ「火曜ワイドスペシャル」にて放送)。
珍しく日にちまで明確なのは、録画日がラベルに書いてあったため。こないだ番組タイムテーブルを丸のまま書いてたところを消しちゃって挫けたので、ここでは概略のみ。


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★出演者(名前表記はすべて放送テロップのまま)


ラジカルガジベリビンバシステム(大竹まこと・きたろう・斉木しげる・竹中直人・中村ゆうじ・いとうせいこう他)
 ~大竹・きたろう・斉木はもちろん「シティボーイズ」として。他に女優陣が3人参加していたけど、名前わからず。
シュールコント3本と、いとうのピンネタ(ドップラー効果シリーズとバイクシリーズ)。


・ダチョウ倶楽部
(肥後克広・上島竜平・寺門ジモン・南部寅太)
 ~こののち南部が脱退して「電撃ネットワーク」を結成。この番組でのネタは、無国籍の衣装で踊りながら小ネタをするという電撃風の内容だった。


・WAHAHA本舗
(久本雅美・柴田理恵・佐藤正宏・村松利史・吹越満・梅垣義明・なんきん・すずまさ・渡辺信子他)
 ~「りきみ寄席」「マッチ売りのシュールレアリズム」「農村ミュージカル」の3本。当時は「マッチ売り~」をゴールデンの時間帯でやってたのだなぁ。すげー。


・ちびっこギャング
(越川大介・藤井一男)
 ~脱獄囚ネタのハイテンポなコント。なんと10分以上あった。ゴールデンのネタといえば2~3分の現在では、これまた考えられん。


・ダウンタウン
(浜田雅功・松本人志)
 ~漫才(“あ”研究家)と、前田政二を加えての3人コント(森の妖精)。何人トリオの前田とダウンタウンがNSCの1期生の同期だと知ったのは、ずいぶんあと。


・大川興業
(大川豊他)
 ~応援団パフォーマンス。ジーコ内山が在籍していた初期メンバーの頃。


・おきゃんぴー
(中野麻里子・阿本真亜子)
 ~漫才・・・かな。当時の別の番組で、大竹まことが「笑い所が難しいけど、大事に育ててほしい」とTV関係者にメッセージを送っていた。いつの間にか解散し、中野はライターになっていた。


・ペコちゃん
(太田スセリ・岡田ゆかり)
 ~26歳の誕生日で「オバンになったわ」と鬱になる少女漫画家のコント。別の意味で今じゃ考えらんない設定だなー。やはりこののち解散。太田はピンで活動し、2006年『ストーカーと呼ばないで』で再浮上した。


 ~ ~ ~


この他クッションに使われたのが、当時の人気漫画家によるワンショット漫画と、15~30秒ほどの短いドラマ。
漫画家は、内田春菊・みうらじゅん・蛭子能収・なんきん・小林のり一という錚々たる顔ぶれ。
ドラマは、第三舞台の役者陣(大高洋夫・名越寿昭・長野里美・山下裕子)と田山涼成・向井薫。


作・構成は、大岩賞介・谷口秀一・加藤芳一・みやびあさこ/喰始・宮沢章夫・巻上公一・ラサール石井。ディレクターは、永峰明・星野淳一郎・佐藤義和。プロデューサー・三宅恵介。


 ~ ~ ~


ほぼすべてのTV番組がリサーチずくで制作されている現在と対照的に、当時のTV業界がいかに冒険心と自信に溢れていたか……が如実に読み取れる、番組オープニングのメッセージを最後にのっけて、この項オシマイ。


 河田町意思表示


…東京新宿河田町は生鮮文化市場として、常に新鮮で将来性のある材料を
吟味し、ボンセンサスな電波を提供しております。
あくまで個人を尊重し、感覚と遊覚で時代をキャッチするホモルーデンスたちが
創る番組、それが「河田町意思表示」……


などと変に気どった意味はなく、要するに趣味のとても強い番組です。
と、一言で済むことなのであります。


そして、今回のテーマは「笑い」。
もともと笑いは趣味のもの。今日お届けする数々の笑いの中で、
あなたが好きなものを見つけて笑ってください……


私たちは今、この人たちが楽しいと思います。


  東京都新宿区河田町 フジテレビ 「河田町意思表示」スタッフ

(↑メッセージはすべて原文のまま。権利関係的に問題ある場合は削除しますんでお知らせ下さい)

14年半前

(2008.4.22記)

あいかわらず14~5年前のビデオをDVDに移す作業を続けている。
こないだ落としたのが、1994年(平成6年)暮れに放送された「第23回 上方お笑い大賞」。読売テレビ主催で、かつては系列局の日本テレビでもオンエアしてたのだけど、この数年後に東京では放送しなくなってしまった。
現在は状況すら知らなかったので調べたら、2006年に賞自体が終了してた。


この年の大賞は桂南光師。『上燗屋』約9分の口演つき。
金賞がハイヒール。舞台に立つモモコさんが妊娠中だった。

銀賞(新人賞に相当)が、最近東京の番組でも時々見かける、矢野・兵動。当時はシワガレ声の矢野さんの方がハンチングをかぶってたのね。
他に、WINNER'S、海原やすよ・ともこ、ダックスープ、水玉れっぷう隊、トゥナイトといったノミネートの顔ぶれ。解散あり改名ありピンの活躍ありと、悲喜こもごも。


また、興味深かったのが、話題賞の「吉本印天然素材」。
すでにナインティナインはおらず、雨上がり決死隊がリーダー的位置で、バッファロー吾郎、チュッパチャップス、へびいちご、FUJIWARAの計10人。ショートコントが2本あって、ひとつは宮迫・木村・竹若・宮川の組。もうひとつが宮迫・原西・蛍原の組。雨上がりに比重がかかってた様子が垣間見える。


他には、秋田實賞(主に裏方に贈られる)は、吉本新喜劇の舞台作家・中村進氏。
審査員特別賞は露の五郎(現・五郎兵衛)師が受賞し、『常太夫儀太夫』という珍しいネタを約6分半だけ口演している。
このネタ、ここ以外で聴いたことが無い。めちゃめちゃ貴重映像。

談志三百席前後

(2008.3.26記)

2006年暮れにミクシィでまとめた、立川談志師の竹書房音源演題リスト。

CD集11+1セット(企画モノ)、ビデオ・DVD集3セット、単体ビデオ1本。
漫談、芸談、小咄集、編集モノ、一部切り取り、ひっくるめて281席(236題)。
この記事だけは転載ご自由に。ただし間違いがあっても責任取らんで。


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≪凡例≫
【A】ビデオ「立川談志ひとり会 落語ライブ」(1993、2007年DVD化)
【B】ビデオ「立川談志ひとり会 落語ライブ」第二期(1995、2007年DVD化)
【C】ビデオ「立川談志落語ライブ英訳字幕版 DANSHI!」(1995、2007年DVD化)
【D】CD「立川談志ひとり会」一期(1996)
【E】CD「立川談志ひとり会」二期(1997)
【F】CD「立川談志ひとり会」三期(1998)
【G】CD「立川談志ひとり会」四期(1999)
【H】CD「立川談志ひとり会」五期・完結編(2000)
【I】CD「立川談志プレミアム・ベスト 落語CD-BOX」(2002)
【J】DVD・ビデオ「立川談志古典落語特選」(2003)
【K】CD「談志百席」一期(2004)
【L】CD「談志百席」二期(2005)
【M】CD「談志百席」三期(2005)
【N】CD「談志百席」四期(2006)
【O】CD「談志百席」五期(2006)
【P】CD「席亭立川談志のゆめの寄席」(1999)


≪註≫
・『談志百席』の『芸人五十選』は除外。
・落語・漫談以外の録音記録(対談・ラジオ等)は除外。
・『立川談志ひとり会』五期収録の『談志いろはガルタ』は、談志師が出てないので除外。
・演題の表記整理のため、一部ジャケット等の記述どおりでない演題もあります。


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≪あ≫
・青菜【O】
・あくび指南【E】
・明烏【G】
・あたま山【O】
・家元のとっておきジョーク集【H】
・石返し【L】
・意地くらべ【L】
・一分茶番【O】
・居残り佐平次【A・E・J】
・芋俵【N】
・浮世床【I】
・浮世根問【H】
・牛ほめ【N】
・鰻屋【L】
・馬の田楽【F】
・王子の狐【K】
・阿武松【G】
・近江八景【M】
・大山詣り【G】
・お菊の皿【G】
・置き泥【M】
・お血脈【K】
・唖の釣【L】
・お化け長屋【B・F】
・お見立て【M】


≪か≫
・開帳の雪隠【O】
・笠碁【B・F】
・鰍沢【O】
・火事息子【F】
・かつぎや【M】
・かぼちゃ屋(与太郎噺三本立て)【I】
・釜泥【K】
・がまの油【F】
・がまの油(新)【M】
・紙入れ【C】
・蛙茶番【M】
・代わり目【K】
・寛永三馬術(愛宕山の乗り切り)【O】
・寛永三馬術(江戸の巻)【O】
・寛永三馬術(鬼黒の巻)【O】
・寛永三馬術(曲垣平九郎と度々平)【O】
・勘定板【I】
・堪忍袋【B】
・巌流島【H】
・紀伊国屋文左衛門 船出【N】
・九州吹き戻し【I】
・金玉医者【I】
・黄金の大黒【D】
・欣弥め【L】
・首提灯【G】
・蜘蛛駕籠【G】
・蔵前駕籠【D】
・桑名舟【G】
・慶安太平記(皿廻し)【K】
・慶安太平記(善達の旅立ち=幕開き)【G・K】
・慶安太平記(箱根越え=善達箱根山)【G・K】
・慶安太平記(吉田の焼き討ち)【G・K】
・源平盛衰記【D・H】
・恋根問【H】
・孝行糖(与太郎噺三本立て)【I】
・高座版現代落語論 演芸界・異端児達の芸論(芸談)【D】
・高座版現代落語論 落語界の巨人達(芸談)【D】
・肥瓶【N】
・黄金餅【B・E・F】
・小烏丸【O】
・五貫裁き【H・I】
・小言幸兵衛【E】
・小言念仏【O】
・小猿七之助【E】
・胡椒のくやみ【I】
・五人廻し【E】
・子ほめ【E・J】
・子別れ(上)【F】
・子別れ(下)【M】
・権助提灯【E】
・蒟蒻問答【L】
・権兵衛狸【A・H】
・紺屋高尾【G】


≪さ≫
・西鶴一代記【D】
・西行(阿漕ヶ浦)【L】
・西行(鼓ヶ滝)【L】
・雑俳【E】
・真田小僧【F】
・ざ・まくら(マクラ集)【A】
・ざる屋【O】
・三軒長屋【F】
・山号寺号【D】
・三国誌【N】
・三人旅(鶴屋善兵衛)【K】
・三人旅(びっこ馬)【K】
・三人旅(発端)【K】
・三人息子【N】
・三人無筆【N】
・三平落語【N】
・三平さんの思い出【P】
・三方一両損【G】
・四季の小噺(小噺集)【E】
・四季の小噺(新、新春編)【N】
・四季の小噺(新、春編)【N】
・四季の小噺(新、夏編)【N】
・四季の小噺(新、秋編)【N】
・四季の小噺(新、冬編)【N】
・持参金【L】
・猪買い【H】
・四宿の屁【N】
・紫檀樓古木【O】
・品川心中(上)【B・H】
・品川心中(下)【H】
・死神【L】
・しの字嫌い【M】
・芝居の喧嘩【E】
・芝浜【A・D・H・I・J・O】
・洒落小町【G】
・寿限無【F】
・十徳【D】
・純情詩集【N】
・女給の文【I】
・蜀山人【F】
・白井権八【I】
・仁義はおどる(漫才、編集構成)【O】
・新釈さげ集(芸談)【O】
・スタンダップトーク(特典CD)【J】
・ずっこけ【E・J】
・酢豆腐【M】
・相撲風景【K】
・清正公酒屋【G】
・青龍刀権次(江戸の巻)【L】
・青龍刀権次(明治の巻)【L】
・疝気の虫【E】
・千両みかん【O】
・粗忽長屋【C・F・H・J】
・ぞろぞろ【E・H】
・曾呂利新左衛門【L】


≪た≫
・大工調べ【D】
・太鼓腹【B】
・大師の杵【O】
・代書屋【J】
・たが屋【K】
・だくだく【M】
・姐己のお百【E】
・たぬき【E】
・田能久【B・D】
・煙草の火【O】
・たらちね【E】
・談志の五大落語家論(芸談)【F】
・談志半生記(漫談・編集構成)【H】
・短命【B・E】
・千早振る(イリュージョン版)【I】
・長者番付【O】
・長短【M】
・提灯屋【M】
・町内の若い衆【L】
・付き馬【F】
・辻八卦【N】
・つるつる【B・J】
・手紙無筆【L】
・鉄拐【B・D】
・天災【A・D】
・転失気【K】
・道灌【H】
・道具屋【K】
・峠の茶屋【N】
・徳ちゃん【N】
・富久【H】


≪な≫
・長屋の花見【D】
・南極探検(嘘つき二代)【H】
・二階ぞめき【I】
・二十四孝【F】
・二度目の清書【O】
・二人旅【G】
・二番煎じ【G】
・人情八百屋【H】
・猫久【F】
・猫の皿【O】
・鼠穴【D・I】
・ねずみ小僧【G】
・寝床【A・E】
・野ざらし【B・D・H・J】
・のめる【M】


≪は≫
・羽団扇【E】
・化物使い【F・H】
・初席の思い出(漫談)【I】
・初音の鼓【F】
・花筏【N】
・鼻ほしい【M】
・花見の仇討【E】
・はなむけ【O】
・反対俥【L】
・半分垢【M】
・一目上がり【M】
・雛鍔【M】
・姫かたり【G】
・平林【K】
・不精床【K】
・武助馬【D】
・風呂敷【I】
・文七元結【A・F】
・兵隊【N】
・へっつい幽霊【D・H】
・庖丁【K】
・堀の内【A】


≪ま≫
・松曳き【I・J】
・豆屋(与太郎噺三本立て)【I】
・万金丹【F】
・饅頭怖い【A・I】
・万病円【K】
・木乃伊取り【F・F】
・三方ヶ原軍記【D】
・味噌蔵【G】
・宮戸川【G】
・夫婦廓(みょうとくるわ)【M】
・め組の喧嘩(上)【M】
・め組の喧嘩(下)【M】
・目黒の秋刀魚【K】
・桃太郎【L】


≪や≫
・やかん【I】
・弥次郎(嘘つき二代)【H】
・山崎屋【G・M】
・宿屋の仇討【G】
・宿屋の富【D】
・幽女買い【A】
・夕立勘五郎【K】
・幽霊の遊び【N】
・雪とん【L】
・夢金【D】
・よかちょろ【B・F】
・淀五郎【D】
・夜店風景【L】
・寄合酒【L】


≪ら・わ・ん≫
・落語チャンチャカチャン【H】
・らくだ【A・D・G・I】
・六尺棒【E】
・ろくろっ首【D】
・笑い茸【I】
・我が心の馬風師匠【L】
・ん廻し【M】


 ~ ~ ~


……以下、281席とゆーのが半端だなーと思われた方へのオマケ。
他社の発売音源、不完全一覧。 2008年3月以降発売のものは計上してません。


・付き馬 ・子ほめ ・道灌 ・たぬき
 ~レコード「立川談志落語独演会」(ローオン、1974~75) ※2001年コロムビアからCD発売


・天災 ・鼠の穴
 ~レコード・テープ「NHK落語名人選」(NHK、1977)


・源平盛衰記
 ~レコード「木村松太郎VS立川談志」(東芝EMI、1974)


・居残り佐平次
 ~レコード「ドキュメント・立川談志」(ビクター、1980)


・品川心中 ・権助提灯
 ~ビデオ「にっぽんの伝統芸能 名人の十八番 人間文化財 高座の人びと」
 (にっかつビデオフイルムズ、1983頃)


・道灌
 ~ビデオ「RAKUGOのすすめ 立川談志」(ナイタイ、1993)


・四季の小噺し(1~2) ・疝気の虫 ・女性気質 ・ずっこけ
 ~CD・テープ「談志が選んだ艶噺し」(東阪企画、2000)
 ※初出はワーナーパイオニア発売の同題テープ(1983年11月28日発売)


・艶笑江戸小咄(11題) ※二ツ目・柳家小ゑん時代、(キング、収録年不明)


・黄金餅・らくだ・鼠穴
 ~DVD「笑う超人」(ビクターエンタテインメント、2007)


……にっかつのビデオ記録がはっきり判らないんですよね。あと音源の貸し借りは手間かかるので今はお断りしてます。悪しからず。

19年前のお笑いドキュメント

(2007.12.26記)

 

録画した落語ビデオのDVD落とし作業を毎日日課のよーにやっているのだけど、先日ちょっとオモシロい番組の録画が出てきた。

1988年11月頃にオンエアされた、テレ朝『素敵にドキュメント』。覚えてますかね、江森陽弘と山瀬まみがMCを務めてたドキュメンタリー番組。

この回は『大旋風 お笑いニューウェーブの舞台裏』というタイトルで、その頃人気がウナギ登りだったウッチャンナンチャンら「お笑い第三世代」(番組内でこの表現は出なかったが)を中心に、当時社会現象となりつつあった「お笑いブーム」を追跡した構成でした。

以下、ざっと番組タイムテーブル……


★番組冒頭、ウンナンのコント「コンビニエンスストア」。
 ↓
★当時の「第三世代」の立役者たち紹介。
松竹梅・ふらみんご(後述)・ダチョウ倶楽部・B21スペシャル・チャイルズ。
ダチョウはすでに南部寅太(のち虎弾)が抜けてて、3人構成。B21はまだ全員本名で紹介されていた。
 ↓
★ブームの社会背景解説。
1980年年末からのMANZAIブームで若者の間に「笑い」が定着、グッズやライブが確立し、お芝居も「笑い」がある劇団が注目を浴びた時代。

(青い鳥・遊◎機械全自動シアター・自転車キンクリートが紹介される)
 ↓
★ウンナンの追跡ルポ。
この時、内村光良24歳、南原清隆23歳。「第三世代」はみんな若かった。
ナンチャン、15,000円のアパートから20万円のマンション(すげー)に引っ越した頃。
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★一旦、場面は大阪へ。
吉本NGKの紹介と、NSCの授業風景(第7期)。
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★芸人を志す若い女性コンビ(MEGA・MIXという芸名)の追跡。
代々木公園での練習、ライブやTVのオーディション(ともに落選)。
渡辺正行主催「LAMAMA」での新人コント大会に上がり、ギャラ450円もらう。
さっき2人の名前を検索してみたが、どちらも0件だった。
 ↓
★テレ朝『ザ・テレビ演芸』収録風景。
B21・笑組(後述)の他、ペコちゃんが出演してた。すでにオオタスセリ1人。
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★道頓堀劇場の「ヌード寄席」。
舞台の踊り子さんの乳首が隠さず映ってた。そんな時代。
そんな舞台の合間にコントで登場する女性コンビ・ふらみんご。美津加(楠美津香)と真理子(にゃん子・金魚の金魚?)。
杉兵助師匠もちらっと映ってた。
 ↓
★「ノーブランド時代に弟子入りの道を選んだ2人」として、笑組の追跡。
まだ2人とも20歳。ゆたか(当時ゆたお)と一夫の体型が今と逆なんだよね。
 ↓
★そしてカメラは日比谷の今は無き芸術座へ。
ふだんと勝手の違うシルバーグレー中心の客席で、緊張する楽屋のウンナン。
ちなみに、レギュラー興行ではなく「立川流落語会」。1988年10月28日。

ついでに、映ったプログラムをもとに出演者を書いとくと、談春(開口一番)・左談次・北口幹二彦・山本晋也(談遊)・仲入り後ウンナン・トリ談志。家元の登場シーンはありません。
 ↓
★ラスト、番組収録後に夜道を歩く「第三世代」メンバーたち。
先頭を、ウッチャンと並んでチャイルズの磯野貴理子が歩いてたのが、演出かどーかわからんが「この人らしーなー」と思った。


その他、内海桂子・好江、横山やすし、海老一染之助・染太郎らのインタビューも。

二昔前の「お笑い」状況がよくわかって、楽しく見られました。
ウンナン式ショートコントってその後定番化したけど、誰か古典落語みたいに引き継いで上演したりしないのかなー。「社交辞令を許さない」なんか、今でもウケるんじゃなかろーか、とか。

もうひとつの2・18

(2007.2.24記)

『R-1ぐらんぷり2007』があったその日の夜、同じチャンネルでもうひとつ笑芸番組があった。『爆笑レッドカーペット』という、若手芸人カタログみたいな番組。

軽くチェックだけしとこーかと思って録画だけして、昨日よーやく見たら、これがオモシロいのなんの。R-1よりも笑って見てた。

TVの売れっ子からほぼ無名まで、全32組の若手芸人が一律1分~1分半の時間で、イチバン受ける“サワリ”だけやるので、当然、全編オモシロいわけ。


カタログ的構成も悪くはないと思う。昔、TVで落語家の顔を覚えて寄席に行きだして、そこから落語にハマった経験のある人は多いはずだから。
つまり、TVの笑芸番組とは、そーゆー付き合い方でよいのです。ただ、合間にパネラーがやってたみたいな、サワリだけ見て全部見た気になって語るよーな的外れ批評は、自戒も込めてウザいと思うけど。


以下出演者名。★印が私のお気に入り。


1 パッション屋良 (寄席の開口一番みたいだった)
★2 超新塾 (5人組で応援団三三七拍子ネタ)
★3 笑い飯
4 ザ・たっち
★5 ストリーク (初見。ホントに普段の漫才のサワリだけみたいだった)
6 TKO
★7 オオカミ少年 (初見。超新塾とネタかぶりだったがオモシロかった)
★8 バカリズム (トツギーノ! 爆笑)
★9 鎌鼬(かまいたち) (初見。ライブで10分見てみたい)
10 たむらけんじ
★11 ホリ
12 春田和幸
★13 クールポコ (初見。「男は黙って」「カン!」にやられた)
14 天津 (初見)
15 アイパー滝沢 (あれ、えんにち解散したの?)
★16 ハイキングウォーキング (初見。すいません、イチバン爆笑してしもた)
★17 若井おさむ (こーゆーアソビネタも今はメジャーなのね…しみじみ)
18 ギャロップ (初見)
19 くまだまさし
★20 あべこうじ (パネラーが言うほどウザくないけど)
21 安田大サーカス
★22 ますだおかだ (こちらもホントにサワリだけ)
23 猫ひろし
24 にしおかすみこ (「今日唯一、裏番組の『華麗なる一族』と視聴率で戦えたかも」という司会・今田耕司のコメントに笑った)
25 FUJIWARA
26 とろサーモン
★27 博多華丸・大吉
★28 ダイノジ (やさぐれ漫才師ネタは初見だったがオモシロかった)
29 柳原可奈子 (初見。一人コントって人材豊富ですね)
★30 ムーディー勝山 (出た!『ガキの使い』で見たインパクト再び)
31 品川庄司 (サワリもサワリ。ちょっと編集されてたが何分やったんだろう?)
★32 チュートリアル (この日唯一、2分近くオンエアされてた…でもサワリだけ)


このあと、再登場組(カムバックレッドカーペット)がムーディー・TKO・パッション・バカリズム・FUJIWARA・柳原・ハイキングの7組。
パネラー・矢口真里選出による「レッドカーペット賞」は柳原可奈子。


……バカリズムの「トツギーノ」とチュートリアルの妄想漫才のギャグは、別の機会に一度きっちり分析したいと思う。(と書きつつその後もしてませんが)