<不完全版 落語芸能人リスト>か行

 

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★香川照之【C】
俳優。2015年のTBS年末ドラマスペシャル『赤めだか』で立川志の輔役を務めた。

★景山民夫【B】
作家、放送作家。故人。1986年に立川流Bコース入門。「立川八王子」を名乗った。
1984年12月に国立演芸場で催された一門Bコースの会では、『お直し』を現代風俗に改作した落語を口演した。


★風間杜夫☆【特A】
俳優。1996年、舞台『すててこてこてこ』で落語家役を演じたのを機に、本格的に落語に取り組む。一席物の初演は、大阪ABCで1997年9月23日に放送された『らくごのごスペシャル~オールスター落語発表会』。
以降、寄席・落語会への客演や独自の定期落語会、さらに全国での落語公演など、高座数と観客動員数では他の落語芸能人と一線を画す。特定の落語家と師弟関係は持っていないが、堂々の一枚看板。


★柏木美里【B】
タレント。日本テレビが運営する落語スクール「麹町落語塾」で落語を学び、「麹家なす美」の芸名をもらう。ネットの高座中継が広まるコロナ以前から実践していた。

★梶原一弘(桂三象)【D】
大学の先輩である三枝(のち六代目桂文枝)の紹介で劇場の舞台進行係になり、1979年に吉本新喜劇に入団。劇団員として7年在籍したのち、1986年に30歳で三枝に弟子入り。当初の芸名は「桂三造」。


★梶原しげる【B】
フリーアナウンサー。2007年1月3日放送『(秘)アブナイ話が満載!オールスター!!落語で暴露話大会』(テレビ東京)にて自作の落語を披露。

★片岡鶴太郎☆【B】
タレント、俳優、画家。1980年代の落語番組『らくごin六本木』(フジテレビ)に出演。そこで演じた落語『御菜煮』(『転失気』がベースの創作)は一部で評判となった。

2019年からは独自のプロデュースライブ『鶴やしき』を開催し、古典落語『ねずみ』を口演したりしている。

 

★片山裕介(ヒカリゴケ/笑福亭茶光)【D】
漫才コンビ「ヒカリゴケ」を2014年末に解散、ピンで活動ののち、2015年7月に笑福亭鶴光に入門して「笑福亭茶光」。落語芸術協会所属。

 

★桂小かん☆【E】参考記録

俳優として、1960~70年代『ハレンチ学園』『桃太郎侍』他に出演。

桂小金治の弟子だったとのこと(Wikipedia情報)だが、小金治は二ツ目で廃業したため、東京のルールでは弟子が取ることが認められていない。小かん自身の落語家としての経歴は不明。

2002年にCS北野チャンネルで放送したドラマ『浅草キッドの「浅草キッド」』出演を最後に俳優を引退(Wikipedia情報)。


★桂小金治【D】
俳優、司会者。故人。1947年に桂小文治に弟子入りし、1949年二ツ目。1952年に松竹大船の専属となってから俳優業が中心となり、落語界から離れた。その後はフリーで落語高座を務め、レコード・CDもリリースした。2011年高座引退を宣言。

★加藤シゲアキ☆【B】
アイドルユニット「NEWS」所属。2008年の一人芝居の舞台で自作落語を口演。2018年にはフジテレビの番組『旅する落語』で、取材した内容を元に落語を創作して演じるという、本職顔負けの経験もした。

★加藤 武【特
俳優。故人。早大在学時に小沢昭一・大西信行らと落語研究会を創設。俳優の道に進んでからも舞台やドラマで落語を演じるなど、アマチュア落語家としてならした。
2007年の「大銀座落語祭」の企画「究極の東西寄席」では、同じ正岡容門下の小沢昭一・桂米朝と出演、「小沢昭一&加藤武 名優二人会」で『宮本武蔵』を朗読し喝采を得た。


★加藤 茶【C】
コメディアン。1971年公開の映画『春だドリフだ全員集合!!』で、いかり亭長楽の弟子・茶楽役を演じた。映画の中では、軽妙な口調で『道具屋』を演じている。

★加藤虎之介【C】
俳優。2007~08年のNHK朝ドラ『ちりとてちん』で落語家・徒然亭四草役を演じた。

 

★角野卓造☆【C】

俳優。2020年放送のドラマ『BS笑点ドラマスペシャル 初代林家木久蔵』(BS日テレ)と、2022年放送の同シリーズ『立川談志』に、五代目柳家小さん役で出演。

★上岡龍太郎【B】
タレント。故人。1984年に立川流Bコース入門、市川右太衛門から取った「立川右太衛門」を名乗った。
また1977年には講談師・旭堂南陵に弟子入り、「旭堂南蛇」として高座にも上がっている。

 

★上川周作☆【C】

俳優。2020年放送のドラマ『BS笑点ドラマスペシャル 初代林家木久蔵』(BS日テレ)で柳家小きん役を演じた。

 

★神木隆之介☆【C】

俳優。2019年放送のNHK大河ドラマ『いだてん』で、志ん生に弟子入りする若者・五りん役で出演。東京五輪の舞台となった昭和30年代と、萌芽期のオリンピックを結びつけるキーパーソン的な役柄を、軽快な演技で務めた。

★雷門ケン坊【D】
俳優、声優。1966年に八代目雷門助六に子供落語家として入門、「小助六」ののち「ケン坊」に。入門当初からアニメの声優やドラマで活躍したが、1980年代に芸能界を離れた。落語活動の時期は不明。

★嘉門達夫(タツオ)【D】
歌手。高校在学時の1975年、笑福亭鶴光に弟子入り。「笑福亭笑光」の名でラジオのレギュラーを持つなど活躍したが、1980年に破門を宣告され、その後歌手に転身した。
2017年3月、「嘉門タツオ」に改名。


★香里奈【C】
女優。2007年公開の映画『しゃべれども しゃべれども』に、話し方教室の生徒・十河五月役で出演。劇中『火焔太鼓』の一節を語るシーンがある。

 

★川島 明☆(麒麟)【B】

芸人。2009年の単独ライブで、『宝くじ』というタイトルの創作小ばなしを落語形式で披露した。この映像はのちにDVD化された。

 

★川中美幸☆【B】

歌手。2019年7月にリリースした曲『笑売繁盛』の歌詞にちなみ、キャンペーンイベントで『時うどん』を披露した。指導は桂福団治。

★川畑泰史【B】
吉本新喜劇所属。2010年11月9日の芸人落語会「世界一ポップな落語会」(ルミネtheよしもと)に出演。

★貫地谷しほり【C】
女優。2007~08年のNHK朝ドラ『ちりとてちん』で主演の女流落語家・徒然亭若狭役を演じた。

★カンニング竹山【B】
芸人。2007年10月1日放送の『芸能人落語研究会 お後がよろしいようで』(TBS)で、主役を芸人の男に改めた現代版『子別れ』を口演。

 

<き>

★岸部一徳【C】
俳優。2006年公開の映画『寝ずの番』に落語家役で出演。

★北村有起哉【C】

俳優。2015年のTBS年末ドラマスペシャル『赤めだか』に立川談々役で出演。2017~18年のNHK朝ドラ『わろてんか』では、上方落語家・月の井団真役を務めた。

 

<く>

★熊田曜子【B】
タレント。2007年1月3日放送の『(秘)アブナイ話が満載!オールスター!!落語で暴露話大会』(テレビ東京)で、グラビアアイドルならではのエピソードトークを落語形式で披露。

★くまモン【B】
熊本県を代表するマスコットキャラクター。
2016年6月21日に上野鈴本で行われた熊本大分地震チャリティーイベントで、着物姿で高座に登場し、林家彦いち・林家きく麿両師のアシストを受けつつ落語仕草を披露した。喋ってはいないが、めくりも出囃子もあった。


★グレート義太夫【B】
芸人、ミュージシャン。ギター漫談で浅草東洋館に時々出演する他、ホーキング青山主催の「ホーキング青山の勉強会」(神保町らくごカフェ)では落語を演じた。

★桑田佳祐【B】
ミュージシャン。2016年12月1日放送の『SONGS』(NHK)中、落語家スタイルで登場。「茅ヶ崎萬秘(ちがさきマンピー)改め波乗亭米祐(なみのりていべーすけ)」を名乗り、『君への手紙』など自身の曲のタイトルとからめた創作小咄を披露した。

 

<こ>

★小出恵介【C】
俳優。2013年放送のドラマ『人生、成り行き 天才落語家・立川談志』(NHK-BSプレミアム)で青年期の立川談志役を演じた。

★高信太郎【B】
漫画家。かつて春風亭柳昇から「春風亭蛾昇」の芸名をもらった。

★コージー冨田【B】
ものまねタレント。2012年9月、コロッケの落語会に出演。他のものまねタレントら(葉月パル・ホリ・古賀シュウ)と『長屋の花見』を演じた。

★古賀シュウ【B】
ものまねタレント。2012年9月、コロッケの落語会に出演。他のものまねタレントら(葉月パル・コージー冨田・ホリ)と『長屋の花見』を演じた。

★国分太一【C】
アイドルユニット「TOKIO」所属。2007年公開の映画『しゃべれども しゃべれども』で主役の若手落語家・今昔亭三つ葉役を演じた。

★小島慶子【B】
フリーアナウンサー。2012年4月の「赤坂BLITZ寄席ライブ」で『権助提灯』を口演。

★小島よしお【B】
芸人。2012年10月、放送作家・元祖爆笑王プロデュースの寄席形式ライブ「席亭 元祖爆笑王の落語会~よりすぐり~ 其の二」で落語を口演。

 

★小手伸也☆【C】

俳優。2022年放送の『BS笑点ドラマスペシャル 立川談志』(BS日テレ)に、初代林家三平役で出演した。

★小林まさひろ【C】
俳優。故人。1981年公開の映画『の・ようなもの』に志ん肉役で出演。2015年公開の続編『の・ようなもの のようなもの』では落語家は廃業しており、うどん屋になっていた。

★小日向文世【C】
俳優。2005年放送『タイガー&ドラゴン』(TBS)に落語家・柳亭小しん役で出演。

★小堀敏夫(ガッポリ建設)【D】
芸人。1992年、三遊亭円丈に入門。「三遊亭ぐん丈」の名で二ツ目まで昇進したのち落語界から離れ、1997年ガッポリ建設を結成。現在はピンで活動。


★小堀裕之(2丁拳銃)☆【A】
漫才師。2009年10月のよしもと浅草花月「落語寄席」、2010年品川花月などで落語を口演。その後「はぐれ亭ヘドロットン」を名乗り、一門会と称して芸人仲間とライブも催す。

落語脚本の執筆も手掛け、受賞経験もある。

★小松政夫【C】
俳優・タレント。故人。2013年の映画『TOKYOてやんでぃ』に落語家・立花亭円志役、2014年の映画『トワイライト ささらさや』では大泉洋演じる落語家の師匠役を務めた。

★小宮孝泰☆【A】
タレント。明治大学の落語研究会出身で、同じコント赤信号・渡辺正行は同期。
2002年にドラマ『相棒』で落語家役を演じて以降、落語熱が再燃(2024年の『相棒』ではその後日編が製作され、22年ぶりの再登場を果たしている)。
その後は「大銀座落語祭」(2008年)を始め数多くの落語会に頻繁に出演する他、落語好きの演劇人を集めた落語会「ごらく亭」の主宰もする。


★コロッケ【B】
ものまねタレント。「大銀座落語祭」の「芸能人らくご大会」には唯一2年連続(2007年・2008年)出演。2012年9月には深川江戸資料館で、葉月パル・コージー冨田・ホリ・古賀シュウとものまね落語会を開催、その模様が翌年DVD発売された。